[建 設 年]大正15年
[構造様式]鋼ガーダー橋
[所 在 地]高知県安芸郡安田町瀬切字嶋ノ畝263番3
安田川支流の谷ヶ谷谷川に架かる単線仕様の上路式鋼製単一形桁橋。橋長は12.3m。開通当初は木造トラス橋として建造されましたが、機関車の導入に伴い、大正15年にプレートガーダー橋に架け替えられました。森林鉄道廃線後に車道としての整備が施されていますが、谷川の川下側に架かる桁は、森林鉄道時代に建造されたもの。橋の南北には石造の擁壁が現存。現在は馬路村につづく県道の一部として使用されています。
参考文献
『高知県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書』高知県教育委員会 2002年
『日本の近代土木遺産[改訂版]』土木学会 2005年
『高知県中芸地区森林鉄道遺産調査報告書』中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会 2008年
『月刊文化財』文化庁文化財部監修 2010年7月号