[建 設 年]昭和8年
[構造様式]立岡高架:石積高架、一部コンクリートガーダー橋
奈半利川鉄橋:橋脚のみ
[所 在 地]高知県安芸郡田野町待井東
昭和8年の建造。立岡分岐点から奈半利貯木場に向かう桟道で、石積高架とコンクリートガーダー橋でつくられています。かつては、この高架の先に、奈半利川を渡る三連のトラス橋がありました。現在は橋脚のみが残っています。高架全体は緩やかなカーブを描き、農業用道路や田畑などを避けて建造されています。森林鉄道を代表する遺構のひとつで、経済産業省の近代化産業遺産群にも認定されています。
参考文献
『高知県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書』高知県教育委員会 2002年
『日本の近代土木遺産[改訂版]』土木学会 2005年
『高知県中芸地区森林鉄道遺産調査報告書』中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会 2008年
『月刊文化財』文化庁文化財部監修 2010年7月号