[建 設 年]大正13年
[構造様式]鋼トラス橋
[所 在 地]高知県安芸郡北川村久木字井ノ谷922−3番地
奈半利川支流の笹ヶ瀬谷川に架かる単線仕様の上路式鋼製橋梁。橋長は54.5m、単トラス桁の主径間と一形桁の側径間で構成されています。馬路-魚梁瀬間開通当時は木造でしたが、大正13年に架け替えらました。森林鉄道時代を知る人たちには笹ヶ瀬谷橋と呼び、枕木の隙間から深い谷底が見える橋として有名でした。現在は村道の一部として使用され、魚梁瀬ダムの下に至る道路の途中にあります。
参考文献
『高知県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書』高知県教育委員会 2002年
『日本の近代土木遺産[改訂版]』土木学会 2005年
『高知県中芸地区森林鉄道遺産調査報告書』中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会 2008年
『月刊文化財』文化庁文化財部監修 2010年7月号